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2025/05/08

【ご恵送】「逆向き設計を活用した『歴史総合』概念型学習カリキュラムの開発」

【ご恵送】「逆向き設計を活用した『歴史総合』概念型学習カリキュラムの開発」

児玉祥一先生(京都橘大学/京都教育大学大学院連合教職実践研究科)より、以下をご恵送賜りました。

 

児玉祥一・赤間幸人・荒井雅子・美那川雄一(2025)『逆向き設計を活用した「歴史総合」概念型カリキュラムの開発』基盤研究C研究成果報告書.

 

個人的にはp.5の「単元の概念構成図」についてが興味深いものでした。これらは9つの要素で構成されています。その中の中心概念(例:世界の一体化)、関連概念(例:銀本位制、輸入代替化、中継貿易、管理貿易)をいかに設定するか。いろいろな設定の仕方があるなかで、現在の日本の「歴史総合」で活用できそうなものを設定されております。ゆえに、どれも学校現場に直接的に還元できそうなものです。

 

今後、実習等で「歴史総合」を担当する人にも勧めてみます。児玉先生ありがとうございました。

 

 

 

2025/05/02

【附属】附属の先生と美味しい焼肉屋さんへ

【附属】附属の先生と美味しい焼肉屋さんへ

 

本日は、附属の先生と焼肉に行きました。

 

色々な話ができ、刺激をいただきました。M先生いつもありがとうございます!

 

次は、私がお店を紹介します。

2025/05/01

【ゼミと授業等】知的に興奮する木曜日

【ゼミと授業等】知的な木曜日

 

木曜日は、1週間の中でも知的に興奮する曜日。

 

午後にゼミと大学院の授業があるからです。午前中はこれらに向けて複数の論文を読みます。これが大切な時間。

 

ゼミでは、八陳さん(B4)の言行一致理論、酒井さん(B4)のイギリス型とは異なる大観学習論の発表がありました。とても勉強になりました。院の授業では、初志の会の問題解決学習について「福岡駅」実践を事例に探究。Mさん(M1)を中心としたディスカッションも面白く、改めて勉強のし直しができてよかったです。

 

またゼミと院の授業の間に1名の学生とお話し。意外と家が近く、美味しい飲食店を紹介してもらいました。行ってみたいと思います。

 

写真は、ゼミのみんなで食べたチーズケーキ(購入品)です。今日はいつも以上に充実しておりました。

 

2025/04/24

【ゼミ】SDGs /政治的中立性

【ゼミ】SDGs /政治的中立性

本日は、ゼミ。

 

3年生にとっては初の本格的ゼミでした。

 

まずは、高木さんの発表。高木さんは、「SDGsを扱う社会科学習」を開発しています。今回は、授業開発の際に根拠とできそうな幾つかの理論をレビューし、実際に授業の大枠を作ってくれました。社会科はSDGsをどのように引き受けるのかという問いとともに、理論と実践の往還について検討できました。次回はこの回答ができるように理論武装して欲しいと思います。

 

次に、今井さんの発表。今井さんは、「政治的中立性」をテーマに調査研究を行います。今回は、佐藤郁哉『リサーチクエスチョンとは何か』を読んだ上で、リサーチデザインを考えてきてくれました。本のセレクトとっても良いと思います。3年生のコメントも良く、建設的にリサーチクエスチョンが検討されました。今井さん、次はもっと解像度を上げたリサーチデザインにしていきましょう。

 

お二人のしっかりとした準備と皆さんからの鋭くも温かい指摘で、私は「知的に興奮するとともに癒される」という謎の感覚に陥りました。みなさん来週のゼミも頑張りましょう。

2025/04/22

【刊行】初任-熟達大学教員の協働的メンタリング研究

【刊行】初任大学教員と熟達大学教員の協働的メンタリング研究

 

以下の本が出版されました。

  

小栗優貴「学生のニーズに基づく研究の評価」守谷富士彦・中村哲『初任大学教員と熟達大学教員の協働的メンタリング研究-教員養成カリキュラムの社会科授業科目を事例に-』銀河書籍、pp.109-114.

 

本書は、守谷先生(前:桃山学院教育大学、現:四天王寺大学)が中村先生と行ったメンタリングの記録本です。具体的には、守谷先生と中村先生の間でどのような対話をし、どのように大学の社会科教育カリキュラムが変わっていったのかを見ることができます。 データとして読む面白さと、教師教育者の成長物語として読む面白さと、教師教育者教育の介入研究として読む面白さなど1粒で3度美味しい本になっています。

 

私は守谷先生のカリキュラムを学生のニーズの内側と外側から分析しました。担当章の冒頭では、学生の刹那主義的ニーズが社会的に構築されていることに触れました。またそうした学生の内側にある刹那主義的ニーズを保障しつつも、ニーズの外側も約束していくという視点から守谷先生のカリキュラムの意義について言及しました。

 

 守谷先生、中村先生この度は貴重な機会をいただきありがとうございました。ご関心ある方は、アマゾンサイトからお買い求めください。