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2025/11/29
【出張】日本シティズンシップ教育学会@玉川大学
今週2度目の東京へ。
本日は日本シティズンシップ教育学会第6回大会に。
「市民として必要な知識をいかに設定するかーIEA(国際到達度評価学会)のICCS(国際市民性・市民性教育調査)に学ぶー」というテーマで発表してきました。
「市民としての普遍的な知識はあるのか?」が質疑の中心に。「市民としての必要な知識」として正当化していく際の枠組みを提案できた気がします。
が、ICCSの「市民的知識」には謎が多く困ったものです。もう少し研究して詳しく説明できるようになりたいと思います。
同日の学会では理事として承認いただきました。貢献できるよう頑張りたいと思います。
2025/11/26
【出張】大垣市立江並中学校へ安田実践の観察
本日は、岐阜県大垣市へ出張。
岐阜県中学校社会科研究会の研究の一環で安田和司先生(大垣市立江並中学校)が公開授業をされるということで、行かないわけにはいきません。
公開授業のMQは「北海道開拓の歴史を次世代に伝えるために、どの資料を選ぶとよいだろう?」というもの。とても興奮しながら授業を拝見しました。「すべてのことは記憶できない。私たちは何をこそ記憶し、何を(あえて)記憶しないか」こうした歴史的重要性を生徒が探究するものでした。
岐阜の地でアイヌを扱うことの難しさはあると思うのですが、アイヌを学ぶ意義について共通認識が出来上がっており、生徒さんの学ぶ意味も確保していました。資料を通して揺さぶりつつ、教師の発問を通して揺さぶりつつ、生徒同士の議論で揺さぶりつつ、歴史の複雑性を生徒に描かせていました。生徒さんが歴史を説明する姿に詰まっていたところ(むしろこれが大切!)に理想的な生徒像があらわれていた気がします。
その後は、事後検討会にも参加させていただき、発言までさせていただきました。「北海道開拓をどのように価値判断すれば良い主権者なのか?」「MQで資料を選ばせる必然性はどこにあるか?」「仕方ないと認識することを岐中社がどう捉えるか」など(仲も良いこともあって自由に)質問。事後検討会も熱い雰囲気の中行われました。
とても素敵な出張になりました。安田和司先生ありがとうございました。また誘ってください。
2025/11/25
【研究】科研の調査で関東方面の高校へ
本日は、関東方面の高校へ調査。
大脇先生(宇都宮大学)と伺いました。
まずは授業観察。これがとっても面白かった。MQは「パリ不戦条約をどの程度肯定的に評価すべきか」。
生徒さんがどのような資料に飛びつきやすいかを予想して授業を展開。W先生は、それを逆手にとって授業を展開されていました。とても練り上げられた実践だったので、大学でも紹介したいと思います。
その後は、グループインタビュー。先生の語りから色々と考えさせられました。調査研究をどのように還元すべきかを考える良い機会にもなりました。こちらはまた学会発表したいと思います。
W先生を含め高校の先生方に感謝申し上げます。
(今週は週末にも関東へ。体がきついですが楽しいので頑張ります。)
2025/11/20
【卒業論文】大東市の小学校へのアクションリサーチ
本日は、ゼミ生の今井さんが行っている共同アクションリサーチのため大東市の小学校へ。
自分たちの議論の様子を省察する実践を行いました。かなり面白い取り組みになりましたので、またどこかで報告したいと思います。
少し時間が足りず、延長線へ。校長先生・H先生、自ら延長線を持ちかけてくださりありがとうございます。
2025/11/18
【大学授業】見方・考え方を用いた教材研究
本日は、中等社会(地歴)科教育法Ⅳの授業日。
課題としてお願いしていた見方・考え方(second order concept)の教材研究結果を披露してもらいました。
レンズと対象の関係をなかなか言語化するのに苦しみますが、学生が色々と感じ取ってくれたよう。
良い作品が多かったです!お疲れ様でした。
写真は掲載許可をもらっています(ゼミ生です)。