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2024/08/28

【集中講義】新潟大学での集中講義の続き

【集中講義】新潟大学での社会科・地理歴史科教育法Ⅰ

本日は、新潟大学での集中講義。

 

先週の集中講義の続きをしました。2往復はなかなか大変です。

 

今回やることは2つ。1つは、学生が作った授業案を発表してもらい、改善策を考えること。2つは、その授業で育成した特性を評価するペーパーテスト問題を開発することです。

 

1つ目では「なぜ日本は交渉を打ち切って真珠湾攻撃をしたか」「産業革命は、イギリスにとって良いものだったのだろうか」「現在の日本における男性中心主義はいつ生まれたと言えるか」「ヨーロッパ時代における大航海時代がもたらした利益と問題点は何か」などの発表がありました。

 

2つ目では、上の授業案で育成した力を抽出し、その力を用いて新たな知識を創造させるテストを開発。少し時間切れ気味でしたが面白いテストを開発してくれました。

 

今回授業とは別に、新潟大学の社会科教育のK先生ともゆっくりお話ができました。社会科教育の歴史についてかなり勉強になりました。また、今後どう仕事をしていくかの作戦を練ることもできました。K先生、いきなりの訪問にも関わらずゆっくりとお話をさせていただきありがとうございました。

 

また11月に新潟大学へ伺います。

 

(台風で帰れるか心配でしたがギリギリセーフでした。新潟ではお米は売っていました)

 

2024/08/27

【ご恵送】 歴史授業の劇薬(秋山先生より)

【ご恵送】 歴史授業の劇薬

 

附属桃山中学校の秋山先生が以下の本を執筆され、ご恵送くださいました。

 

秋山雅文(2024)『歴史授業の劇薬』IAP出版.

 

本書は、秋山先生が独自開発されたゲームシュミュレーション学習で構成されています。これまで秋山先生が目の前の子どもたちと向き合って開発された実践です。本書の冒頭から、なぜこの学習論が重要かが伝わってきます。

 

「聖徳太子」「世界恐慌」「元寇」などのゲーム学習がありますが、個人的には「豊臣秀吉」「遣唐使派遣」が好きです。実際に子どもが本ゲームをしている姿を見てみたいと思いました。特に当時の文脈に立てるように設計されているので、子どもたちが現在主義から文脈主義へと変容していく姿が見てみたいです。また子どもがゲーム自体の構成を考えるのも社会構造を捉えることに繋がるのでいいなと思って読ませていただきました。

 

秋山先生、ありがとうございました。

 

 

2024/08/26

【研究】市民性教育としてのキャリア教育

【研究】市民性教育としてのキャリア教育

 

昨年度より、同僚の先生(経済学)と市民性教育としてのキャリア教育の授業開発しています。科研に基づき行っています。

 

本日は、11月の実践に向けて附属桃山中学で打ち合わせをしました。

 

実践者の先生が、すぐに理解してくださり、理論的基盤や授業原理を共有できました。K先生、さすがです。ありがとうございます。

 

実習初日に伺ったということもあり(そんな忙しい時にすみません)、素敵な書を発見。その写真を投稿します。

2024/08/22

【大学】京都教育大学オープンキャンパス

【大学】オープンキャンパス

本日は、オープンキャンパス。

 

私は社会領域講座の体験授業を担当しました。何をやろうかと迷いましたが、「先生は、社会科の授業をどう作っているの?」というテーマで、教師側の論理を示しつつ、社会科教育学の紹介をしました。

 

京都教育大学で、未来の社会科授業をデザインしませんか。皆さんの受験をお待ちしています。

2024/08/20

【集中講義】新潟大学での社会科・地理歴史科教育法Ⅰ

【集中講義】新潟大学での社会科・地理歴史科教育法Ⅰ

集中講義のため新潟大学に来ています。

 

いつも楽しく授業をさせていただいております。

 

今日の授業は、「なぜオーストラリアはアジア系の移民を積極的に受け入れるのか」「なぜ北米植民地で魔女狩りが猛威をふるったのか」「他国の侵略があった場合、武力行使は許されるか」「サマータイムは導入すべきか否か」「豊臣秀吉はどのような人か」「アマゾンの森林破壊の責任は誰がとるべきか」など学術的にも優れていて、大学の教材としても紹介しやすい実践の模擬授業を行いました。その模擬授業の振り返りを通して、公民的資質の具体像とその授業構成をセットで探りました。

 

1日4コマ連続はなかなか心身ともに辛いですが、学生さんとのやりとりが楽しく、あっという間の時間でした。