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2024/06/06

【ご恵送】田中崚斗先生(広島大学大学院)より

【ご恵送】田中崚斗先生より

広島大学大学院博士後期の田中崚斗さんより、以下の抜き刷りと手紙をご恵送いただきました。

 

田中崚斗(2024)「認識的不正義の是正をめざす授業」の理論的根拠ー米国における議論の展開を手がかりにー」日本教育方法学会『教育方法学研究』49巻、pp.13-23.

 

認識的不正義とは、平たく言えば「あいつが言っているから、正しいor間違っている」というような、「コミュニケーションをする前から、特定の者の主張が肯定的あるいは否定的に評価されること(p.14)」を指します。この対話型の学びが加速している今、重要な研究であると思います。このような不正義状態に目をつけた田中さんは本当にすごいと思います。

 

認識的不正義の是正教育史としてかなり勉強になりました。加えて、書き方の面でも勉強させてもらいました。これまでの複雑な研究史上の(明示的・非明示的)論争を、捻じ曲げることなく、複雑なまま描くのに読みやすいという、書き方のお手本にしたい論文だとも思いました。また色々と質問したいことが出てきたので、今度田中さんに直接してみようと思います。

 

田中さん、玉稿ありがとうございました。

 崚斗

 崚斗

2024/06/04

【授業】大学院ー武力行使は許されるのかー

【授業】大学院ー武力行使は許されるのかー

 

今期は、教科内容構成論ー社会科ーという大学院の授業を担当しています。

 

ここでは、社会科で「良い」とされる実践を分析し、社会科授業の類型化を行なっています。

 

今回は、M1の平岡さんの発表。池野先生らが開発した世界史の実践「武力行使は許されるか」を分析して発表してくれました。私も好きな実践です。

 

「なぜ社会形成科というのか?」「これは論争問題学習か?論争分析学習か?」「戦争容認教育か」など面白い話題がたくさんあがりました。

 

平岡さん、発表ありがとうございました。

2024/06/03

【実習観察】高等学校日本史探究

【実習観察】高等学校日本史探究

 

本日は、ゼミ生の南口さんと長谷川さんの実習授業を観察。

 

律令制度が与えた影響を考えさせるものでした。日本史探究としてどのように授業を構成するのかという側面からコメントをしました。

 

附属高校の先生も交え、授業研究できてよかったです。南口さん、長谷川さん、お疲れ様でした。元気に授業をやっていてよかったです!

2024/06/01

【出張】富山市立堀川小学校の研究大会へ参加

【出張】富山市立堀川小学校

 

本日は、ずっと行きたかった富山市立堀川小学校の実践発表会に参加。附属桃山小学校の宮川先生と共に行きました。

 

この学校は、「問題解決」「個を育てる」というキーワードをずっと大切にされてきた学校です。

 

私は、5年生の「わたしたちの食糧生産」を2時間連続で参観させてもらいました。これがすごく面白くて個人的に衝撃的な授業でした。問題解決学習は「ききあい」を大切にすることはこれまで言われてきたことでしたが、参観した授業の「ききあい」は、私の素朴概念を揺さぶるものでした。(まあどう揺さぶったかはふせておきます...笑)宮川先生の解説もあって、今回初期社会科や問題解決学習について勉強することができました。

 

また富山大学の岡田先生の研究助言も勉強になり、私の仕事のスタンスを再構築する機会にもなりました。いくらか知っている先生にも会うことができ楽しかったです。すべての先生方ありがとうございました。

2024/05/30

【仕事】いろんな方からのいろんな依頼

【仕事】いろんな方からのいろんな依頼

 

5月は、中旬〜月末にかけて、いろいろな依頼をいただき、更新が滞ってしまいました。

 

(言えるものであれば)、動画収録・友人の(別分野の)海外学振へのコメント・教採助言・院生の修論指導・院生の実習振り返りなどなどお仕事をさせていただきました。役に立ったか分かりませんが、貢献できていれば嬉しく思います。

 

ブログも徐々に見ている人も増えてきた模様。更新を怠らずに頑張りたいと思います。

 

(大切に育てていたユリが枯れてしまったので、カーネーションを購入。どうやら研究室を空けてしまい水を交換できなかったことが原因だそうです。)