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2024/06/06
【ご恵送】田中崚斗先生(広島大学大学院)より

広島大学大学院博士後期の田中崚斗さんより、以下の抜き刷りと手紙をご恵送いただきました。
田中崚斗(2024)「認識的不正義の是正をめざす授業」の理論的根拠ー米国における議論の展開を手がかりにー」日本教育方法学会『教育方法学研究』49巻、pp.13-23.
認識的不正義とは、平たく言えば「あいつが言っているから、正しいor間違っている」というような、「コミュニケーションをする前から、特定の者の主張が肯定的あるいは否定的に評価されること(p.14)」を指します。この対話型の学びが加速している今、重要な研究であると思います。このような不正義状態に目をつけた田中さんは本当にすごいと思います。
認識的不正義の是正教育史としてかなり勉強になりました。加えて、書き方の面でも勉強させてもらいました。これまでの複雑な研究史上の(明示的・非明示的)論争を、捻じ曲げることなく、複雑なまま描くのに読みやすいという、書き方のお手本にしたい論文だとも思いました。また色々と質問したいことが出てきたので、今度田中さんに直接してみようと思います。
田中さん、玉稿ありがとうございました。