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2025/11/26
【出張】大垣市立江並中学校へ安田実践の観察
本日は、岐阜県大垣市へ出張。
岐阜県中学校社会科研究会の研究の一環で安田和司先生(大垣市立江並中学校)が公開授業をされるということで、行かないわけにはいきません。
公開授業のMQは「北海道開拓の歴史を次世代に伝えるために、どの資料を選ぶとよいだろう?」というもの。とても興奮しながら授業を拝見しました。「すべてのことは記憶できない。私たちは何をこそ記憶し、何を(あえて)記憶しないか」こうした歴史的重要性を生徒が探究するものでした。
岐阜の地でアイヌを扱うことの難しさはあると思うのですが、アイヌを学ぶ意義について共通認識が出来上がっており、生徒さんの学ぶ意味も確保していました。資料を通して揺さぶりつつ、教師の発問を通して揺さぶりつつ、生徒同士の議論で揺さぶりつつ、歴史の複雑性を生徒に描かせていました。生徒さんが歴史を説明する姿に詰まっていたところ(むしろこれが大切!)に理想的な生徒像があらわれていた気がします。
その後は、事後検討会にも参加させていただき、発言までさせていただきました。「北海道開拓をどのように価値判断すれば良い主権者なのか?」「MQで資料を選ばせる必然性はどこにあるか?」「仕方ないと認識することを岐中社がどう捉えるか」など(仲も良いこともあって自由に)質問。事後検討会も熱い雰囲気の中行われました。
とても素敵な出張になりました。安田和司先生ありがとうございました。また誘ってください。